金について
金の歴史
今から6,000年前に人類が初めて金を手にしたのと言われています。
この間、人類は金に魅せられ世界中を探し回りました。
金が本格的採取されるようになったのが19世紀に入ってからになります。
それはアメリカのカルフォルニアで金脈がみつかりました。そのしばらく後、アフリカでも金脈が発見されました。
その金脈は世界最大級でした。
それまでは限られた量しか採取されませんでした。
イギリスが金本位制を採用した1816年の当時でさえ、世界中でわずか約5,000トンになります。
人類がこれまでに発掘した金の総量は約155,000トンになります。
これは50メートルプールの約3杯分になります。
しかしこの中には埋蔵金になったり、海の中に沈んで行った物もあります。
金は貴金属や宝飾品以外にも、ハイテク産業などでも非常に有効な素材でもあります。ただWGCの調べたところによると、地球に埋蔵されている金の総量は76,000トン程度ではないかと言われています。さらに、その大部分が採掘が非常に難しい場所にあるとも言われています。
食器に使用した?
日本では金、貴金属の利用はありました。たとえば、茶器、食器、楽器などです。
主な目的は支配者の力を象徴するために作られたと言われています。
しかし、金のその非常に変質しにくい性質から、茶器として湯に金属が溶け出さないということで良質で美味しいお茶を飲めるとも言われていました。
ただしこの金の性質を当時の人が知っているかは不明な点があります。
また、西洋でも似たような事があります。スプーンやフォークに金を使用していた例もあります。
これは金の性質上、味に変化を加えることが無いため、素材の味をそのまま味わえるということで実際に使用されていました。
カラーゴールドについて
カラーゴールドは75%の金(18金)に他の素材を約25%を混ぜて作られた物になります。
貴金属で使われているので、聞かれた事がある人も多いと思います。
イエローゴールド | 18金と銅と銀を混ぜて作られます。この混ぜる比率も等量で混ぜるのですが、混ぜ割合が多少前後していてもイエローゴールドと言われる事もあります。一般的に思われている金色に近い色になります。 |
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グリーンゴールド | 18金と銀の合金でグリーンゴールドとなります。日本語で青割り、青金とも言います。 |
ピンクゴールド | 18金と銅と銀を混ぜて作られます。物によってはパラジウムを加えることもあります。見た目も良いので見た事がある方も多いと思います。 |
レッドゴールド | 18金と銀と銅を混ぜたものがレッドゴールドになります。銅の配分が多いものが赤い色になります。色味はピンクゴールドに似ています。 |
パープルゴールド | パープルゴールドは金とアルミニウムを混ぜて作られています。しかしアルミニウムの変質しやすい性質から、貴金属で使いにくいものでした。最近の加工技術で貴金属でも部分的に利用されるようにもなっています。 |
ホワイトゴールド | ホワイトゴールドにはニッケル系とパラジウム系があります。それぞれ銅と亜鉛、銀と銅を金と混ぜて作られます。以前はプラチナの代用品として貴金属に使われましたが、現在ではイエローゴールド以上に普及されています。 |